口腔アレルギー症候群とは
2015年10月2日
口腔アレルギー症候群をご存知でしょうか?この症候群、最近増えているそうですが、花粉食物アレルギー症候群とも呼ばれています。具体的には、花粉症の人がかかることが多く、ある特定の生の果物、野菜、ナッツ類などを食べると、食べて間もなく(食後15分以内くらい)、唇、舌、のどに違和感やかゆみを感じる、というものです。顔や体がかゆくなることもあります。
そして、5パーセント未満くらいの人に、のどの腫れや圧迫感、呼吸困難、喘息のような症状、嘔吐、下痢、意識がなくなるというような症状が起こります。花粉症の人が口腔アレルギー症候群を起こしやすい理由として、花粉とある果物や野菜に含まれるアレルゲンが非常によく似ているためであると言われています。
原因となる食物で代表的かつアレルギーを起こす頻度が多いのは、りんご、桃、キウイフルーツ、メロン、さくらんぼ、トマトなどで、特にスギ、ヒノキ花粉症がある人はトマトでもアレルギーを起こしやすいということ、ブタクサ花粉症の人はウリ科の果物でアレルギーを起こしやすいことが指摘されています。
予防としては、アレルゲンそのものを口にすることを避けることが一番ですが、火を通すと発症を極力抑えることができます。
一壺歯科医院
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