歯にいい食べ物、チーズ
2015年9月30日
歯に悪い食べものはよく紹介されているものですが、歯にいい食べものって皆さんご存知でしょうか?今回はその「歯にいい食べもの」の一つ、チーズについてお話ししていきます。
チーズが歯にいい理由で思いつくものとして、「カルシウムが豊富である」ということがまず一番に来るでしょう。実はそれ以外にもチーズには様々な理由で歯に良いことがわかっています。その効果は世界保健機関も認めているほどです。それでは、チーズが歯にいいという理由を挙げていきます。
■チーズが歯にいい理由
・歯の表面を保護する膜を作る
チーズを食べると、歯の表面に保護膜を作ることで歯が酸から溶かされるのを防ぎます。
・リン酸カルシウムを多く含む
リン酸カルシウムを多く含むことで、歯の再石灰化に貢献します。
・口の中をアルカリ性にする
チーズはアルカリ性であるため、お口のなかをアルカリ性にする働きがあり、歯が溶かされるのを防ぎます。
・噛むことで唾液の分泌を促す
チーズを咀嚼することで唾液が分泌され、虫歯を予防します。
・虫歯菌が付着しにくくなる
牛乳タンパク質のカゼインが、虫歯菌が付着するのを抑制します。
ちなみに、チーズは硬めのハードチーズ(ゴーダチーズ、グリエールチーズ、エメンタールチーズなど)の方が虫歯予防効果が高いそうです。ワインが好きな人も、ワインだけだと歯が溶けてしまうことが心配ですが、チーズを一緒に食べることによってその影響を中和することができるでしょう。
歯にいい食べものを食べながら楽しく虫歯予防していきたいものですね。
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/0525preventive/