タバコを吸うと歯ぐきの色が悪くなるの?
2015年9月16日
タバコは一昔前まではファッションとして吸っている人も多かったですね。タバコが健康に良くないことは皆さんもよくご存知だと思いますが、タバコを吸っていると歯ぐきの色まで悪くなってしまいます。
まずは、タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害成分の刺激によって歯ぐきのメラニン色素が増えて、歯ぐきが黒っぽくなります。そして、ニコチンが血管を収縮させて血の流れが悪くなったり、免疫力が低下するため歯周病を発症しやすくなり、さらに歯ぐきの色が悪くなります。それに加え、タバコから発生する一酸化炭素が組織を酸欠状態にするため、血色が悪くなり、結果としてタバコを吸う人はとてもどす黒い歯ぐきをしていることが多いのです。
しかも、喫煙する人は口臭がきつくなりがちです。また、歯にはヤニがこびりつき、歯ぐきの黒い色と相まって、さらに口の中を黒っぽく見せてしまいます。これではオシャレどころか、他人に不潔な印象を与えることになりかねませんよね。
タバコで歯ぐきが黒くなっている人は、メラニン色素沈着に関しては歯ぐきのホワイトニングで改善することができますが、歯周病や血行不良による黒ずみに関しては、まずはタバコをやめること、そして歯周病治療を行っていくことで徐々に改善が見られることでしょう。
お口にとってもタバコは百害あって一利なしです。できれば禁煙を目指しましょう!
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/0520periodontitis/