歯ぐきのメラニン色素
2015年9月14日
メラニン色素の多い少ないで肌の色が人それぞれ違うように、歯ぐきの色も人によって違います。「歯ぐきが黒い」というお悩みをお持ちの人で最も多いのが、このメラニン色素の沈着によるものです。肌の場合、紫外線から皮膚を守るためにメラニン色素が増えて、「日焼け」という状態を引き起こしますが、歯ぐきの場合もお口の中のさまざまな刺激から身を守るための反応としてメラニン色素を増やし、黒くなります。
口の中の刺激としてあげられるのは、主に「タバコ」、「ブラッシングによる強すぎる摩擦」、「コーヒーや紅茶などの嗜好品による刺激」「口呼吸」などがあります。タバコの場合は自分が吸っている場合はもちろんですが、受動喫煙の場合でも起こります。例えば親がタバコを吸っていると、子供の歯ぐきの色が黒っぽくなることがわかっています。
ただ、このメラニン色素は歯ぐきの表層に近い部分に沈着するため、歯ぐきの漂白(ホワイトニング)の方法で、比較的簡単に取り除くことが可能です。ガムピーリングとも呼ばれています。ほとんどの場合、一回できれいなピンク色になりますが、数年経つと元のようにメラニン沈着を起こしますので、きれいな色を保つためには繰り返し処置を行う必要があります。
歯ぐきの色が気になる方はぜひご相談ください。
一壺歯科医院
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