シーラントとは
2015年8月3日
シーラントとは、主に6歳臼歯に対して行う、奥歯の溝を虫歯から予防する治療法です。虫歯予防の方法としては、フッ素塗布やキシリトールがよく知られていますが、これらだけでは歯を守りきれない場合があります。それは生えて間もない、または生えている途中の6歳臼歯の溝の部分です。なぜ6歳臼歯が虫歯にかかりやすいのか?という理由は次の通りです。
1.歯は生えてから2年くらい歯の質が弱い
2.歯の溝が深く、歯ブラシが届きにくい
3.生えてきていることを本人が意識せず、磨けていないことが多い
4.歯の高さが他の歯よりも低いため、磨きにくい
6歳臼歯の虫歯は多くの場合、生えて間もない頃にできることから、そのリスクの最も高い溝を材料で埋めて保護してあげることで、虫歯リスクを大幅に下げることができます。特に、6歳臼歯はすべての歯の中で一番大きい歯で、噛む時に最も力が入る重要な役目を果たす歯ですが、自分でケアすることのできない低年齢で生えてくるため、なるべく保護してあげることが重要なのです。
しかし、シーラントとしたからといって油断は禁物です。歯磨きをきちんとしなければ境目や他の部分から虫歯になる可能性があります。また、外れてしまうこともありますので、歯科医院できちんと定期検診を受け、外れたらやり直してもらいましょう。
歯の健康には予防が一番大事です。定期検診、定期的なクリーニングで虫歯や歯周病を予防していきましょう。
一壺歯科医院
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