キシリトールの効果的な摂り方
2015年7月31日
前回はキシリトールがなぜ、歯にいいか?ということについてお話ししました。今回はどのようにキシリトールを摂ると効果的か?についてお話ししていきます。
キシリトールは口の中に長くとどまるほど、効果を発揮します。ということは、キシリトールを使っているものであっても、すぐに飲み込んでしまってはあまり効果がありません。たとえば、クッキーやケーキ、ジュースなどは糖分制限には良いですが、虫歯予防効果には不十分ということです。このような理由から虫歯予防を目的としたキシリトール製品はガムやタブレット(錠)の形になってお口の中に長くとどまるようになっています。
■キシリトール製品の選び方
キシリトール製品を買う際には、キシリトールができるだけ高濃度のものを選びましょう。少なくとも50%以上で「シュガーレス」の表示があること、または糖類0%であることを確認して買うようにしましょう。
■キシリトール製品の摂り方
キシリトールにはお腹が緩くなる効果がありますので、あまりたくさん食べるのはお勧めしません。一般的に一日に3回、朝、昼、晩などのタイミングで摂るようにし、3ヶ月以上それを続けることで虫歯予防の効果が高まると言われています。お子さんに虫歯をうつさないようにするためには、遅くとも生後3ヶ月くらいまでには、周囲の人(とくにお母さん)がキシリトールを摂取することが効果的だと言われています。
お手軽に虫歯予防ができるキシリトール、おすすめです。ただ、キシリトールを摂りさえすれば大丈夫というわけでもありませんので、日頃からフッ素の入った歯磨き粉を使ってのブラッシング、食事の摂り方にも気をつけて、総合的に虫歯予防をしていきましょう。
定期的な検診も虫歯、歯周病予防には欠かせません。健康な歯のためになるべく3ヶ月に一度、検診を受けるようにしましょう。
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/0525preventive/