詰め物、インプラント、義歯は天然歯にかなわない?
2015年7月27日
「歳を取ったら歯が悪くなるのは仕方ない」、とか「別に歯がダメになったらインプラントすればいいし」と思っている人がいるかもしれません。たしかに、歯のダメージに応じて治療をすることは可能です。しかし、どんな素晴らしいテクニックや材料で治療をしようとも、天然の歯にかなうものはありません。
たとえば、詰め物や被せ物をした場合、どんなに精度の高い物を入れたとしても、目に見えないほどの段差はあるものです。お手入れ次第でもありますが、年数が経ってくるといずれその段差部分から虫歯になることも少なくありません。
もしも歯を抜くことになった場合、一般的には義歯かブリッジかインプラントを入れることになります。義歯は噛む効率がどうしても天然の歯に比べると明らかに落ちますし、食べている時にものが義歯の下に入り込んでしまったりすることもあります。ブリッジは抜けた部分を支えるために周囲の歯の健康な部分を削らなければなりませんし、ブリッジを支える歯に噛み合わせの力が余計にかかって、負担が過剰になり歯の寿命を縮めてしまうことにもつながります。
インプラントは天然歯に近い噛みごたえがありますが、天然歯のように骨との間に歯根膜というクッションがないために骨と強固に結合して、噛む相手の歯にダメージを与えたり、感染が起こると、進行が非常に速く早期に抜け落ちてしまうこともあります。
このように、どんな治療法も健全な歯に匹敵するものはないのです。しかし、治療を行った歯もメインテナンス次第で長持ちさせることが可能です。
当院では3ヶ月ごとの検診をおすすめしています。
一壺歯科医院
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