歯科の麻酔を痛みなく行うには
2015年5月26日
歯医者が苦手な人は多くいらっしゃると思いますが、その理由のなかで「注射の麻酔が怖い」ということを時々耳にします。「麻酔は痛い」と思っている人が案外多いようです。しかし、近年では歯科医療技術の進歩により、極限まで痛みを感じさせない麻酔が可能となっています。
麻酔を痛みなく行うためにはいくつかのポイントがあります。そのポイントを挙げてみます。
1.表面麻酔を行う
針が刺さる時のチクッとした痛みを感じないように、歯茎の表面に表面麻酔を塗ります。
2.極細の針を使用する
針が細ければ細いほど痛みは少なくなります。
3.麻酔液を体温ほどの温度に温めておく
麻酔液が冷たいと、体温との温度差で痛みを感じます。あらかじめ人肌に温めておいた麻酔液を使うことでそれを回避できます。
4.痛点を避ける
粘膜の表面には痛点というものがあり、痛点の多いところを避けて麻酔をうつことで痛みを極力回避できます。
5.麻酔液をゆっくり注入する
麻酔を注入する速度が速いと、組織に圧力がかかり痛みを感じます。ゆっくりとコントロールされた速度で行うことで不快な症状を起こさないようにします。速度はかなりゆっくりですので、「たくさん麻酔を打たれてるのでは?」と思われてしまうかもしれませんが、あくまでも痛みを出さないためにゆっくり行っているだけですのでご安心ください。
すでに強い痛みを出している部分で粘膜が炎症を起こしていると、感覚が敏感になっているため、これらのテクニックを用いても痛みを感じてしまうことがあります。なるべく痛みを感じないためには、痛みがひどくなってからではなく、定期検診を受け、悪いところは痛みを出す前に治療を行うことが肝心です。
当院では3ヶ月ごとの定期検診をお勧めしております。
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一壺歯科医院
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