噛み合わせが悪いと起こってくること
2015年5月21日
噛み合わせとは、上下の歯が接触する状態のことを言います。噛み合わせがいい状態というのは単に歯の並びがいいということではなく、噛んでいるときに歯やあごの関節、周囲の筋肉がバランス良く働く状態のことです。
それでは、噛み合わせが悪いとどのようなことが起こってくるのでしょうか。まず起こってきやすいのが顎関節症です。顎関節症はあごの痛み、口を開けると雑音がする、口があまり開かなくなる、口の周囲の筋肉の痛みなどを引き起こします。
また、噛み合わせが悪いことは体全体にも様々な症状を引き起こすことがわかっています。例えば次のような症状です。
1.頭痛、肩こり、首の痛み、腰痛など
2.目の疲れ
3.倦怠感
4.耳鳴り
5.便秘
6.手足の冷え
7.肌荒れ
原因不明の不調が実は噛み合わせの不調から来ていた、ということは決して珍しいことではありません。
噛み合わせは、一度出来上がると変わらないと思われがちですが、大人になっても様々な要因で変わってくることがあります。たとえば次のようなことがある場合です。
1.虫歯や詰め物が取れたところを放置している
2.歯を抜いたところを放置している
3.歯の治療が長引いている
4.歯がグラグラしているところがある
5.歯ぎしり、食いしばりをしている
6.かぶせ物や入れ歯が入っている
これらの項目に当てはまるものがある場合には噛み合わせが悪くなっていたり、今後悪くなる可能性があります。心当たりのある方は是非ご相談ください。また、定期検診で噛み合わせのチェックも行い、噛み合わせの不調和が出ている場合には早めに調整をしておくと、噛み合わせの不調和から生じる様々な体の不調を未然に防ぐことも可能です。
一壺歯科医院
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