ドライマウスとは? ~症状と原因~
2015年5月19日
ドライマウスとは口腔乾燥症とも呼ばれ、口の中の唾液が減って口の中で様々な困った症状を引き起こします。女性に多く、日本では約800万人がかかっているという報告もあり、決して珍しくありません。
■ドライマウスの状態になると次のような症状を起こします。
1.口の中が粘つく
2.虫歯や歯周病がひどくなる
3.口臭が強くなる
4.口の中の粘膜がヒリヒリしたり焼け付くような痛みが出る
5.口角(唇の両端)が切れて痛む
6.味覚が鈍る
7.しょっちゅう口内炎ができる
■ドライマウスを引き起こす原因としては次の通りです。
1.老化現象
年をとるにつれ、唾液腺が萎縮することによります。
2.薬の副作用
薬の80%は口が乾きやすくなる副作用を持っています。
3.ストレス
ストレスを感じているときは唾液の分泌が落ちます。
4.食事を抜くことがある
食事を抜くと、それだけ噛む機会が減りますので唾液の分泌も減ります。ダイエットや朝食をよく抜く人はドライマウスになりやすい傾向があります。
5.飲酒、タバコ
飲酒やタバコは口腔乾燥を引き起こします。
6.口呼吸
鼻で呼吸せずに口で呼吸をしていると口の中が乾いてしまいます。
7.更年期障害の影響によるもの
更年期症状に伴う症状に対する薬が口の中を乾かす副作用を持っています。
8.全身疾患によるもの
シェーグレン症候群、糖尿病、腎不全などによるものです。
次回はドライマウスの対処法についてお話ししていきます。
一壺歯科医院
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