歯並びやかみ合わせはどんどん悪くなることがある? ~起こりうる悪影響~
2015年4月23日
歯並びやかみ合わせが前回ご紹介したような原因で壊れてくることにより、体のあちこちの部分の不調などの悪影響を起こしてきます。
1.顎関節症
かみ合わせが悪くなると、顎の関節や筋肉に異常な力がかかるようになり、顎の痛みや口を開け閉めする際の雑音や、口が開きづらくなったりすることがあります。
2.肩こり・首の痛み・頭痛・腰痛
かみ合わせが悪くなると、かむ筋肉がバランス良く動かなくなります。それとともに、かむ筋肉とつながるあらゆる筋肉の調和も崩れ、痛みなどの不調となって現れてきます。
3.歯ぎしりやくいしばり
かみ合わせが悪いと、あごの筋肉のバランスが悪くなり、歯ぎしりやくいしばりなどが起こりやすくなることが分かっています。
4.虫歯・歯周病
歯並びが悪くなると、歯ブラシで汚れを取り切ることが難しくなり、虫歯や歯周病の原因となります。また、よくかめなくなることにより、唾液が十分に分泌されず、唾液によるお口の洗浄作用が落ちることも、それらの病気を起こす原因となります。
5.肥満
かみづらくなることにより、よくかまずに飲み込むことになって早食いの原因となります。早食いは肥満の原因の一つとして知られています。
このように、歯並びやかみ合わせは体の健康とも大きく関わっています。定期的な検診でかみ合わせもチェックし、異変を見つけたら早めに対処していけるようにしましょう。
一壺歯科医院
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