歯周病が進行してくると起こってくること
2015年3月25日
歯周病は軽いうちはあまり症状を出しません。進行して初めて様々な症状が出てきます。
それでは具体的にどのような症状が出てくるのでしょうか。以下にいくつか挙げてみます。
1.歯ぐきから出血・膿が出る
歯ぐきから出血しやすくなり、歯ぐきの溝から膿が排出されるようになります。
2.歯ぐきが赤く腫れる
歯ぐきが腫れてぶよぶよしてきます。
3.口臭が強くなる
歯周病原菌が産生するガスや膿の臭いで、卵の腐った臭い、臭いオナラの臭いと例えられるような臭気を放つようになってきます。
4.歯ぐきが下がって歯が長くなる
歯ぐきが下がってくるので歯根が露出し、歯が長くなったように見えます。
5.知覚過敏が出てくる
歯根が露出してくるため、とくに冷たいものや風がしみるようになります。
6.歯がグラグラしてものがはさまりやすくなる
歯が動くようになるので、ものがはさまりやすくなります。
7.噛むと痛い
骨が溶けて支えが弱くなるので、硬いものなどはとくに噛みづらくなってきます。
8.前歯が出てくる
歯が動きやすくなるため、下の前歯が上の歯を突き上げてくるようになると出っ歯になってきます。
9.歯周病の急性発作を起こすようになる
体力が落ちて免疫力が弱ると急性炎症を起こして歯ぐきが膿をもって大きく腫れたり、ひどい痛みを起こすことがあります。
歯周病はかつては成人病とよばれ、かかっても仕方がない病気のように捉えられていましたが、正しい知識を持って対処すれば予防できる病気です。
歯周病にかかっている方も、心がけ次第で進行を止めることが可能ですので、日頃のプラークコントロール、歯科医院での定期的なメインテナンスを受けることをお勧めします。
当医院では患者さま一人一人に時間をかけた丁寧な歯周病治療・メインテナンスを行っております。
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/0520periodontitis/