歯石のつきやすい人、つきにくい人とは
2015年3月25日
どんなに歯磨きを頑張っていてもすぐに歯石がつくという人、あまり磨いていなけれども歯石がたまらないという人というのは確かに存在します。この違いは何でしょうか?
歯石は歯垢が唾液中のミネラル成分(カルシウムやリン酸)によって石灰化して固まったものです。歯石がつくにはまず歯垢が付着するところから始まります。
この歯垢にリン酸カルシウムの結晶が沈着し、それが成長して歯石となります。
すなわち、歯石の形成には「歯垢」と「唾液の質」が大きく関わってきます。
一般的に歯石が溜まりやすい人の特徴として
1.唾液が多い
2.唾液がアルカリ性寄りである
3.唾液を中性にしようとする働きが強い
4.唾液がサラサラしている
などが挙げられます。
虫歯が出来やすい環境は酸性ですから、それとは性質が全く違う、言って見れば正反対の傾向です。
一般的に、歯石が溜まりやすい人は高い再石灰化作用をもっているため、虫歯になりにくいと言われています。虫歯になりにくいのはいいことですが、歯石は歯周病を進め歯を失う大きな原因となるものですので、歯石がつきやすい人はよりこまめな歯石取りが必要となってきます。
歯周病はお手入れ次第で予防することが可能です。大事な歯で一生かめるようにするためにも、定期的なメインテナンスをお勧めいたします。
当医院では、患者様のお口の環境にあったアドバイスをさせていただいております。
一壺歯科医院
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