歯に物がはさまる ~対処法と治療法~
2015年3月18日
歯に物がはさまる場合、早めの対処が必要です。歯科医院で早めに処置を受けることが大事ですが、予約の日までは次のように対処しましょう。
<自分でやっておきたい対処法>
1.はさまっている物を無理のない程度で取り除く
はさまり出したら、極力早めにこまめに取り除くようにしましょう。
最初は違和感があっても、慣れてくるとあまり違和感を感じず、溜まりっぱなしになることがあるからです。
そうするうちにだんだん爪楊枝などでも取れなくなってしまいます。
強い炎症を起こさないよう、こまめに取りのぞくようにしましょう。取り除く際にはデンタルフロスだと更に奥に詰まらせてしまう可能性が高いので、これは使わないほうが良いです。
歯間ブラシか爪楊枝が取りやすいですが、あまり深追いすると歯ぐきを傷つけたり、更に奥に詰まらせることもあるので無理のない範囲にとどめましょう。
2.はさまっている側で物を食べない
一度はさまったところは隙間が広くなり、さらに詰まりやすくなります。
はさまる側の反対側で物を食べるようにしましょう。
■歯科医院では次のような治療を行います。
<歯科医院での治療法>
1.歯と歯の間に虫歯ができた場合
虫歯の治療をし詰め物や被せ物をします。
2.歯の噛み合わせが原因で歯が動いてきた場合
原因となる虫歯の治療や、歯が抜けている部分を補う治療をし、これ以上悪化しないようにします。また、噛み合わせの調整を行うこともあります。
3.歯周病で歯がぐらついてはさまる場合
まずは歯周病の治療を行うのは大前提ですが、物がはさまらないようにぐらつくのを阻止するようにします。具体的には、
・透明な接着剤で隣の歯と固定する
・隣り合った歯と連結した被せ物をかぶせ固定する
などがあります。
4.隣の歯と段差がある場合
段差の程度によりけりですが、軽い程度であれば、削って高さを同じにします。程度が大きければ、神経を取って、被せ物で高さを揃えるか、親知らずが原因となっている場合は抜歯をします。
物がつまる症状は自然に解決しません。なるべく早くご連絡をください。
一壺歯科医院
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