歯の着色って歯周病や虫歯に悪影響はあるの?
2015年3月18日
歯の着色にもいろいろありますが、もともとの歯の変色や虫歯による着色などを抜きにして食べ物や飲み物による着色(ステイン)に絞って説明させていただきますと、歯の着色自体は特に歯周病や虫歯に悪影響はありません。
ところで、着色しやすい背景としては
1.コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど色素の濃いものをよく口にする
2.歯垢や歯石が歯の表面についてざらついているため、色素がつきやすくなっている
3.歯の表面に傷がたくさんついていたり、細かい亀裂が入っている
ということなどが考えられます。
原因が2の場合、歯垢やそれが固まったものである歯石は歯や歯ぐきに悪影響を与えます。この場合はプラークコントロールができていない、ということを意味しますので、自宅でのお口のケア、また歯科医院での歯石とりやクリーニングをきちんと受ける必要があります。
そうすることで表面がツルツルな状態を保つことができ、歯垢や着色もつきにくくなるでしょう。
原因が3の場合、まず歯の表面に傷がたくさんついている場合は、研磨剤入りの歯磨き粉をつけすぎていたり、硬い歯ブラシなどによる乱暴なブラッシングが考えられます。
このようなブラッシング法を続けていると、より着色しやすくなるばかりか、歯や歯ぐきを傷めてしまうことになりかねません。
歯に細かい亀裂が入っている場合、歯ぎしりや食いしばりを行っている可能性があります。
このような癖は、歯自体をダメにしてしまう可能性が高いため、日中の食いしばりに関しては意識してやめるようにする、夜間の歯ぎしりに関してはナイトガードなどのマウスピースで歯を保護することをお勧めします。
お心当たりのある方は、是非一度、ご相談ください。
一壺歯科医院
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