歯磨き粉の選び方
2015年3月1日
お店には数十種類もの歯磨き粉が並んでいて、いったいどの歯磨き粉がいいのか悩んでしまいますね。歯磨き粉の選び方は何を目的にするかで変わってきます。歯磨き粉を選ぶための目安を簡単に説明させていただきます。
歯磨き粉の箱や容器の裏側に成分が表示されていますのでどんな成分が入っているのかを見てみましょう。
■虫歯予防を目的にするなら
フッ素入り歯磨き粉がおすすめです。市販されている歯磨き粉の90%はフッ素が入っています。濃度が商品によって違いますので、虫歯予防の目的を優先にしたい場合は濃度の高いものを選ぶと良いでしょう。成分としてはフッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一スズが挙げられます。
■歯周病予防を目的にするなら
消炎剤入り歯磨き粉がおすすめです。これは歯ぐきの炎症に効く歯磨き粉です。
止血作用→トラネキサム酸
抗炎症作用→グリチルリチン酸ジカリウム、塩化リゾチーム、塩化ナトリウム
などが成分として挙げられます。
■知覚過敏を和らげたい場合は
しみる刺激が伝わりにくいようにする成分が含まれています。
成分は硝酸カリウム、乳酸アルミニウムなどです。
■歯垢ができるのを防ぎたい場合は
殺菌効果のある薬剤が入っており、歯垢ができるのを阻止します。
クロルヘキシジン、塩化セチルピリニジウム、イソプロピルメチルフェノールなどが挙げられます。
歯磨き粉の薬効成分は確かに効果的ですが、まずは歯ブラシなどによる清掃器具できちんと歯垢を取り除くことが一番大事です。まずは正しいブラッシング方法で磨くことを心がけましょう。
当医院ではブラッシング指導など予防歯科に力を入れております。疑問などございましたらお気軽にお尋ねください。
一壺歯科医院
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