咬合性外傷と歯周病の関係
2015年3月1日
かみ合わせと歯周病には密接な関係があります。歯に必要以上の強い力がかかると歯の周りの組織はダメージを受けます。このようにかみ合わせの負担が過剰にかかることを咬合性外傷と呼びますが、かみ合わせや歯並びが悪いケースでは特定の歯に過剰な負担がかかります。そしてその歯に歯周病がある場合、過剰な力で揺さぶられる力がかけ続けられることによって、歯を支えている骨がどんどん吸収してなくなってしまいます。
■咬合性外傷の原因としては次のものが挙げられます。
1.歯並び、噛み合わせが悪い
もとから歯並びが悪いケースはもちろんのこと、歯を抜いたところを放置していたり、虫歯を放置していたりすると、隣の歯が倒れてきたり、移動してきたり、かみ合わせの歯が伸びてきたり・・など歯並びが崩れてしまいます。
2.歯ぎしり
歯をくいしばる癖があったり、眠っている間の歯ぎしりは、歯に相当なダメージを与えます。日本人の70%に歯ぎしりやくいしばりの癖があると言われています。ほとんどは音が出ないケースなので自分では気がついていない場合があります。
3.合っていない詰め物、被せ物
詰め物や被せ物の高さが高い場合、かみ合わせの力が強くかかってしまいます。
歯周病の予防または進行を止めるためには、プラークコントロールに加え、歯にかかる力のコントロールが非常に大事です。皆様も当てはまる項目がないかどうか、ぜひチェックしてみてください。
当医院では歯周病治療の一環としてかみ合わせのチェックも行っております。かみ合わせが気になる方はお気軽にご相談ください。
一壺歯科医院
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