歯周病の検査はどんな検査?
2015年2月18日
歯周病は進行しないと自覚症状がほとんどありません。ですので、歯科医院で検査をうけることによって初めてどの程度歯周病が進行しているかを知ることができます。
歯周病の検査としては次のような項目があります。
①歯周ポケットの深さを測るプロービング検査
細い器具(プローブ)を歯ぐきの溝=歯周ポケットに入れ、歯周ポケットの深さを測って重症度の
判定をします。非常に軽い圧しか加えませんの絵ほとんど痛みは感じません。健康な歯ぐきでは深
くても3mm程度、それ以上になってくると歯周炎ということになり、歯磨きだけでは治りませ
ん。
②出血のチェック
プロービング検査の際に出血があるかどうかもチェックします。出血は炎症の目安となります。
③動揺度の検査
ピンセットで歯を揺らしてみて動揺の度合いを調べます。
0度;生理的動揺の範囲(0.2ミリ以内)
1度;前後に動く(0.2ミリ~1ミリ)
2度;前後左右に動く
3度;前後左右上下に動く
④X線検査
レントゲン写真を撮り、歯槽骨がどれくらい吸収してなくなっているかを確認します。
⑤歯垢の付着場所の検査
歯垢を染め出す染色液を使い、歯垢の付着場所を確認し、付着率を記録します。これは治療に対す
る歯ぐきの炎症の取れやすさ、治療終了後の歯周病の再発の指標となります。
歯周病の検査は、治療前、治療の途中経過、治療後など節目節目で行い、治療の効果がきちんと出ているかを確認します。
当医院では丁寧な歯周病治療を行っております。定期的な検診をお勧めいたします。
一壺歯科医院
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