補助清掃器具の種類と使い方
2015年2月8日
歯磨きの時に使う道具は歯ブラシだけ、という方が多いのではないかと思います。調査によると歯ブラシだけで磨いた場合、どんなに丁寧に時間をかけて磨いても歯垢の60~70%しか取れていないそうです。そこで、補助清掃器具を使うことによって歯垢除去率を90%にまで上げることができるのです。
歯には三大不潔域といって、磨き残しの出やすい部分があります。
それはどこかと言いますと、奥歯の噛む面、歯と歯茎の間、歯と歯の間です。それに加えて、奥歯の一番後ろの面もよく磨き残しの出るところです。その場所を知って意識して磨くだけでも歯垢除去率は大幅に改善しますが、どうしても歯ブラシの届かないところは補助清掃器具を使う必要があります。
補助清掃器具には次のようなものがあります。
■歯間ブラシ
歯と歯の間の下の隙間部分を磨くためのものです。歯周病で歯と歯の間の隙間が開いてきている場合に効率良く歯垢を取り除くことができます。
■デンタルフロス
歯と歯の隙間を清掃する細い糸です。歯間ブラシが入らない場合はこちらを使います。
■タフトブラシ(部分磨き専用歯ブラシ)
歯ブラシのような柄の先端に小さな毛束が付いているもので、普通の歯ブラシで磨きにくい場所、奥歯の後ろ側や歯並びが悪い部分などに使います。
1日1回、できれば夜にこれらの補助清掃器具を使うだけで、歯周病や虫歯の予防効果が大きく変わってきます。皆様もぜひ、取り入れてみてください。
補助清掃器具の使いかたなど疑問がありましたらお気軽にご相談ください。
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/0525preventive/