プラークコントロールの重要性
2015年1月11日
皆様はプラークコントロールという言葉をお聞きになったことがあると思います。
テレビのCMなどの影響もあってか、「プラークコントロール=歯垢を落とすこと=歯磨きをすること」
のように思われがちですが、実際は歯磨きはプラークコントロールの一部に過ぎません。
プラーク(歯垢)をコントロールする、という意味で歯磨き以外の次の項目もプラークコントロールに含まれます。
◆歯垢をつきにくくさせるような食生活
あまり噛まなくても食べられるような軟らかい物ばかり食べていたり、歯垢を作りやすい糖質を多く摂る食生活、また、不規則な食事、間食の多い食生活などは非常に歯垢がつきやすいと言えます。
◆歯科で定期的な歯周病のメインテナンスを受けること
体質もある程度影響しますが、歯石は多かれ少なかれついてきます。この歯石は歯ブラシで落とすことはできない為、歯科医院で器具や機械を使って落とす必要があります。歯石が付いていると、ざらざらな表面に歯垢がくっついて落としづらくなってきますのでプラークコントロールが難しくなってきます。
歯垢は歯ブラシをしないでいると、24時間たってから形成され始めるということが分かっています。このことからいって、一日一回歯ブラシをすれば歯垢はつかない、と言うことになります。
ですが、その一回のブラッシングで隅々まで完璧に汚れを落とすことは不可能ですので、それを補うためにも一日に何回か歯磨きをした方がいいのです。
しかし、ただ歯磨きをすればいい、というわけではありません。正しい磨き方でやらなければ逆に歯や歯ぐきを傷める結果になりかねませんので一度ブラッシング指導をお受けになることをお勧めします。
どうぞ当院にお気軽にご相談ください。
http://www.icco-d.com/