根の治療中の注意事項
2015年1月1日
根の治療というのは概して回数・期間がかかるものです。時々「あそこの歯医者は治療が早く終わるから腕がいい」などということを耳にしたりしますが、根の治療に関してはそれは全く当てはまりません。
治療が長くなってくると、治療を中断して来院されなくなったり、来院までの期間が開いてくる患者さんがいらっしゃいます。
毎回同じような治療の繰り返しですから、痛みも治まればしびれを切らして来院が億劫になるのも無理はないかもしれません。が、しかし、途中で中断したり、長く期間が開いたりすると、仮封のわきからばい菌が入って虫歯が出来てしまったり、仮封が外れてせっかく消毒している根管が汚染されてしまいます。そうすると、最初の時点で残せると判断された歯であっても内部が悪化して残せなくなる場合があります。たとえ見た目に仮封が外れてないように見えても、長い期間が経てば穴が開いてきたりするものです。
そのほかに根の治療中における注意事項を挙げてみます。
・仮封が外れたら、一刻も早く来院しましょう。
・治療している歯の側で物を咬まないようにしましょう。
・歯磨きをする時は、治療中の仮封のところを強くこすらないようにしましょう。
・痛くないから治った、というわけではありません。歯科医の指示通りの来院間隔を守りましょう。
根の治療はかぶせ物が入って、初めて根の中への再感染のリスクが減ります。
自己判断はせず、きちんと最後まで治療を受けましょう。
根の治療は根気よく続けることによって助かる場合が多い治療です。
当医院では丁寧で予後の高い治療を行っております。
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