歯をぶつけた後に神経の処置が必要となる場合
2014年12月21日
歯を強くぶつけると以下のことが起きる可能性があります。
1.歯が少し欠ける
2.歯が大きく欠けて中の神経が露出する
3.歯の位置がずれる、またはグラグラする
4.歯が完全に抜けてくる
■ケース別外傷歯に対する対処法(永久歯の場合)
1の場合は欠けた範囲にもよりますが、もしほんの少しであれば、欠けて尖った所で唇や舌などを傷つけないように磨くように機械で丸めるか、しみそうなくらいの大きさであれば歯と同じ色のプラスチックの詰め物をします。
2の場合は神経が露出することによって感染が起こってしまってますので、神経を取る治療が必要となります。
3の場合は亜脱臼と言って、歯が半分抜けている状態であり、中の神経は衝撃によって死んでしまっていますので、歯を固定する処置を行って動揺が落ち着いたら神経を取り除く治療を行います。
4の場合はまず、抜けた歯を元に戻し、あとは3と同様の処置となります。
上記のような症状が出ず、見た目何もダメージがないように見えても実は神経が死んでしまっていると言うことがあります。
その場合には数ヶ月たってから歯の色がグレーや褐色に変化してきたり、また歯の根っこの先端に相当する部位の歯ぐきに膿の袋が出来る場合があります。その場合も神経は残すことができませんので神経をとる治療が必要となります。
いずれの場合でも、強くぶつけた場合には自己判断をせず、感染予防のためにも早めに歯科医院を受診することをお勧めします。
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