歯にも悪影響を及ぼす”歯軋り”の種類
2014年10月16日
以前、ストレスのよって引き起こされる”歯軋り”について、少し書かせて頂きましたが、実は一言で”歯軋り”と言っても、いろいろな種類があります。
“歯軋り”のタイプにを知ることによって対策方法などを考えることも出来ますので、まずは、ご自身もしくはご家族の”歯軋り”がどのタイプに当たるのかをしっかりと把握しておく必要があります。
以下では、それぞれの歯軋りのタイプについてご紹介していきます。
歯軋りのタイプは主に3つに分けられます。
1、グラインディング(歯軋り)
2、クレンチング(食いしばり)
3、タッピング
1、グラインディング(歯軋り)について
これは、以前ご紹介させて頂いたような、「寝ているときに、ギシギシ、ガリガリと音を出す癖」の事を指します。
一般的に”歯軋り”というと、このグラインディングの事を指すことが多いです。
歯を強く噛んだ状態で左右に擦り合せる動きをするので、非常に歯を摩耗させてしまいますので、グラインディングが習慣化してくると、歯の付け根の部分が割れたり、知覚過敏になってしまうケースも多々あります。
主には寝てているときに起こる事が多いですが、起きているときでも無意識にやってしまう人もいるようです。
2、クレンチング(食いしばり)について
これは、”食いしばり”とか”咬みしめ”とも言われているものです。
上下の歯を強く噛かんだ状態を続けることを言いますが、グラインディングのようにそのまま左右に擦り合わせる動きはしないので、ほぼ音がしないです。
その為、本人の自覚はもちろん、周りの人も気づかない事が多いのですが、見る人が見れば、クレンチングをしている人は頬の筋肉に力が入るため、堅く膨らんで見えることで気づくこともあります。
3、タッピングについて
上下の歯を、カチカチと音を立てて噛み合わせるのが癖になっているタイプで、この3つの中ではもっとも発症例が少ないケースです。
こちらも音が鳴るので、周りの人が気が付きやすい歯軋りと言えるでしょう。
上記3つとも、無意識に行っている”癖”ですから、本人はなかなか気づくことが出来ません。
発見・対処が遅れれば遅れるほど、歯へのダメージが大きくなってしまいますので、ご家族の方でもお気づきになりましたら、早めにご相談されることをおススメいたします。
当院では、患者様一人一人と向き合い、患者様に寄り添った診療、サポートをしております。
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