銀歯を入れたら、金属の味がするようになった
2014年10月12日
「歯科医院で銀歯を入れたら、口の中で金属の味がするようになった」
患者様から、このようなご相談を受けることがあります。
また、同じような症状で、
・銀歯を入れた直後に金属の味を感じるようになった
・金属製のスプーンやフォークが銀歯に当たった時、金属の味や違和感・不快感を感じる
・チョコレートの包み紙(アルミ箔)を噛んでしまった時に、金属の味と痛みを感じた。
などというものもございます。
実は、上記の症状は全て、ガルバニック電流(ガルバニー電流)によって引き起こされている症状であると言えます。
●ガルバニック電流(ガルバニー電流)とは…。
お口の中で、種類の違う金属同士が直接触れ合ったり、または唾液を介して接触した時に流れる、微弱な電流の事を言います。
歯科治療により、ガルバニック電流が発生する例としては、
1、噛んだ時に咬み合わさる上下の歯が、異なる金属のかぶせ物、または詰め物により修復されている場合。
※下が金歯で、上が銀歯の場合など。
※上下とも”銀歯”でも、その成分比率が異なる金属の場合は、症状が出る事があります。
2、隣り合った2本の歯に、それぞれ異なった金属の詰め物、かぶせ物を入れた場合。
※直接触れ合っていなくても、唾液によって接触する確率は非常に高くなります。
と言ったケースがあります。
お口の中でガルバニック電流が流れると、金属がイオン化して溶けだしていくので「口の中で金属の味がする」といった症状となって現れてくるのです。
また、お口の中で金属が溶けだしてくると、体内に金属が取り込まれることになりますので、必然的に金属アレルギーの危険性も高くなってきます。
もし、ご自身のお口の中に金属の詰め物やかぶせ物があり、上記のような症状でお悩みになられているのであれば、なるべく早めに信頼できる歯科医師にご相談されることをおススメいたします。
当院では、患者さま一人一人に合わせた最適な治療を提供できるよう、さまざまな取り組みを行っております。
http://www.icco-d.com/0504concept/