歯にも悪影響を及ぼす”歯軋り”の原因と対策
2014年10月11日
“歯軋り”というと、寝ているときに、ギシギシ、ガリガリと音を出す、迷惑な癖。というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
また、自分は歯軋りしていないか?と不安になっている方もいらっしゃるのではないかと思います。
自分の歯軋りにしろ、他人の歯軋りにしろ、その問題点として「周りの人に迷惑をかける」という事を挙げられる方がほとんどなのではないかと思います。
ですが、実はこの”歯軋り”が「繰り返し」行われると、歯にはもちろん、全身の健康にも悪い影響を及ぼしてしまいます。
例としましては
・歯が折れたり、欠けたり、割れたりする。
・歯周病が進行しやすくなる
・知覚過敏を発症させてしまう可能性がある
・顎関節症が悪化する可能性がある
・肩こり、頭痛、目の奥の痛みなどが生じる
・耳鳴り、めまい、自律神経の異常等が誘発される
などが挙げられます。
このように、なるべく抑えたい”歯軋り”ですが、では、なぜ、人は歯軋りをしてしまうのでしょうか?
その最大の原因として挙げられるのが、ストレスと言われております。
ストレスを解消するために、趣味やスポーツなどに打ち込むことで上手く対処されている方もいらっしゃいますが、中には、ご自身の抱えているストレスに気が付かなかったり、上手く対処できずに抱え込んでしまう人も多くいます。
その抱え込んでしまったストレスを排除するために、無意識に、歯軋りという行為を行っている。というのです。
ですので、歯軋りの対策としては、まず、この原因となっている”ストレス”を軽減させてあげることが一番です。
ストレス社会と言われる現代においてストレスを取り除くというのは非常に困難かもしれませんが、”歯軋り”を”心の悲鳴”ととらえ、ご自身と向き合ってみても良いと思います。
また、物理的に、歯軋りによるダメージから歯を守るための対策として、ナイトガードによる歯の保護も有効です。
ナイトガード
歯軋りで悩まれているご家族、ご友人がいらっしゃいましたら、早めに歯科医院を受診されることをおススメいたします。
当院では、患者様一人一人と向き合い、患者様に寄り添った診療、サポートをしております。
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