虫歯にならないために ~小学生・中学生の予防~
2014年10月4日
前回のブログで、乳幼児期の虫歯予防について書かせて頂きましたので、本日は、小・中学生の予防歯科について書かせて頂きます。
小学生の時期、年齢でいうと6~12歳ぐらいの頃は、乳歯から永久歯への生え変わりの時期に当たります。
この時期は、乳歯が抜けたり永久歯が生えて来たりして、歯並びが凸凹になっているため、非常に歯磨きがしにくい時期でもあります。
また、生えたばかりの永久歯はまだ未成熟なため、抵抗力が弱く、虫歯になりやすいという特徴を持っておりますので、この時期は磨き方の工夫をし、時間をかけてしっかりブラッシングを行って下さい。
更にこの時期は、歯並びや噛み合わせに異常が無いかをチェックするための重要なタイミングにもなります。
この時期にしかできない”咬合誘導”のための治療もありますので、お子様の歯並びや噛み合わせで少しでも気になる点があるときは、早めに歯科医師に相談されることをおススメします。
次に、中学生の時期、年齢でいうと13歳~15歳ぐらいの頃、この時期には永久歯は全て生え揃っている頃かと思います。
ただ、まだ生えたてで虫歯になりやすい歯も多いため、特に虫歯になりやすい咬合面・歯と歯の間・歯と歯茎の間の3か所を意識してブラッシングするようにすると良いかと思います。
永久歯はこれからずっと使い続けていくものですので、この時期のお手入れはとても重要です。
定期的に歯科医院に通って、クリーニングやフッ素塗布を受けることをおススメいたします。
また、この頃はまだ顎の成長の途中の時期ですので、顎の成長を乱すような、頬杖やうつ伏せで寝るなどの”クセ”がある場合は、早めに直すようにしてください。
この時期のお子様は、まだまだ親御さんの手助けが必要です。
歯科医院をうまく活用して、お子様の健全な発育を促していきましょう。
当院の予防に対する考え方はこちら
http://www.icco-d.com/0525preventive/