虫歯にならないために ~乳幼児の虫歯予防~
2014年9月30日
前回のブログで、予防の大切さについて書かせて頂きましたが、実はひとことで予防といっても、その年代によって、予防の仕方や、気を付けなければいけないポイントが変わってきます。
年代の分け方としては、
1、乳幼児
2、小学生~中学生
3、高校生~20代
4、30代 ~50代
5、60代以上
という具合に分けられるかと思いますが、本日はその中の「乳幼児の予防」について書かせて頂きます。
乳歯は一般的に、生後6か月後ぐらいから生えてきて、3歳ぐらいまでには生えそろいます。
このころに注意しなければけないことは、親や、家族の虫歯を移さないように注意する事。そして、歯磨きの習慣を身に着けさせる事です。
歯磨きの注意点としては、
1歳ごろまで
保護者の方が、ガーゼ等でやさしく拭き取ってあげる程度で大丈夫です。
2歳ごろ
奥歯に溝が出来てきます。そこは非常に虫歯になりやすい場所ですので、保護者の方がしっかりと磨いてあげましょう。
3歳~6歳
自分で歯ブラシを使えるようになります。とは言え、自分だけでしっかりと磨くことは不可能なので、保護者の方が仕上げ磨きをしてあげて下さい。
また、この時期の虫歯予防としては、フッ素を使ってあげることが非常に効果的です。
ご家庭で使うものですと、フッ素入り歯磨き粉やフッ素ジェル、スプレータイプのフッ素など、様々な商品がありますが、選び方としては、出来るだけフッ素の濃度の高いものを選ぶと良いです。
歯科医院で使用しているフッ素は、家庭用商品に比べて10倍~20倍の濃度がありますので、年に4回程度塗るだけで充分な効果が期待できます。
未来あるお子様のためにも、親御さんと歯科医師が協力し合い、ホームメンテナンスと定期健診の習慣を作っていく事をおススメいたします。
当院の予防に対する考え方はこちら
http://www.icco-d.com/0525preventive/