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根管治療後の痛みについて ~不適切な根管治療~

2014年11月11日

前回、根管治療後の痛み・違和感について、一時的な炎症によるものという事をご紹介させて頂きましたが、根管治療後に痛みが発生する場合は他にもいくつか原因があります。
その主な原因としては
1、不適切な根管治療によって起こる痛み
2、急性の歯髄炎による痛み
3、急性根尖性歯周炎による痛み
4、歯根破折による痛み
5、不適切な薬による痛み
6、痛みの原因が治療している歯でない場合
といった事が挙げられますが、今回はこのうちの
1、不適切な根管治療によって起こる痛み
についてご紹介させて頂きます。
以前のブログで、穿孔(パーフォレーション)について書かせて頂きましたが、それ以外にも、不適切な根管治療により痛みが発生してしまう場合があります。
●虫歯菌に侵された部分がしっかりと取り除けていなかった事
少しでも細菌に侵された根が残ってしまうと、そこからまた細菌が増え、いつまでも痛みが取れなかったり、再発を繰り返してしまいます。
今までの根管治療は、直接覗き込むことが出来ない根管内を、歯科医師の勘と経験に頼って掃除をしていましたが、マイクロスコープという機械が出来てからは、実際に目で確かめながら細菌の除去を行うことが出来るようになりました。
日本ではこのマイクロスコープの普及はまだまだ少ないのが現状ですが、米国での根管治療においては、マイクロスコープが必須、当たり前になっており、マイクロスコープを使うか使わないかでは根管治療の成功率に大きな差が出ています。
しっかりと根管治療を行ってくれる先生を探される際は、マイクロスコープを持っているかどうかという事も一つの基準として見られたら良いかと思います。
●薬剤のつめ方が不十分。根までしっかりと薬を詰めることが出来なかった事
神経を除去した歯に、神経に代わる薬剤を充填することを根管充填と言います。
根管充填はできるだけ根の先(根尖)まで薬剤を詰めることがポイントととなります。
何故なら、途中までしか薬剤が入っていないと根管内の空洞化が生じてしまい、その結果、細菌感染が起こり、痛みを生じさせてしまうからです。
この細菌感染による痛みは、根管治療の直後に現れるものではなく、数年から、時には20年ぐらい経過してから、腫れたり痛みが出てくるのが一般的で、その場合は、根管治療のやり直しが必要になります。
ですので治療後は、きちんと薬が先端まで使っているかどうかを確認するため、レントゲン写真を撮って確かめます。
とは言え、歯の根は非常に複雑な形態をしているため、根の先まで完璧に薬で密閉することは至難の業です。
どこを合格ラインとするかはその医師の技量や考え方によっても異なりますので、もし現在の治療に不安があるのであれば、HPで調べるなどして、根管治療に力を入れている医院の先生のお話を聞いてみるのが良いのではないでしょうか?
当院でも、マイクロスコープを使用した精密な根管治療を行っております。
根管治療の失敗・トラブル等ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
http://www.icco-d.com/0515konkanchiryou/

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