重度の歯周病の治療
2019年12月21日
重度の歯周病の治療であっても、まずは歯垢や歯石の除去をしなければいけません。
歯垢や歯石が残っていては、治療中の再感染のリスクがありますし、治療後に再発する可能性もあります。
しかし、重度の歯周病になっている場合、見えないところに歯石や歯垢が溜まっており、そこから発生する毒素が症状を悪化させていることが少なくありません。
見えないところというのは、歯と歯茎の隙間にできた深い歯周ポケットです。
重度の歯周病になると、歯周ポケットは歯の根にまで達しており、器具を使ってもなかなか除去できません。
そんな時は、歯茎を開いて歯の根を露出させてから歯石の除去を行います。
また、細菌が歯の根の外に漏れ出して歯肉の中で増殖してしまった場合、歯の根ごと除去するしか方法がありません。その場合も、歯茎を切り開く必要があります。
このように、重度の歯周病になってしまうと、外科的な治療を行うしかないことも少なくなく、患者様に負担がかかることもあります。
歯周病は痛みもなく進行する恐ろしい病気です。
定期的に歯科検診を受けるなどして、重症化するのを防ぐようにしましょう。
お口の中でなにかご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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