根幹治療は細菌との戦い
2019年11月3日
根幹治療を行う上でもっとも重要なのは、細菌感染を防ぐということです。
根幹治療は細菌におかされている歯の根の消毒を行う治療ですので、その治療中に新たな細菌に感染しては意味がありません。
そのために重要なのが、治療回数と治療中の感染防止です。
治療をすれば患部に唾液が入り込んだり外気に触れたりしますので、細菌が侵入する原因となります。そのため、治療回数が少なければ、それだけ感染リスクを下げることができるのです
ただし、治療時の感染防止対策を怠れば、どれだけ治療回数を少なくしても細菌が侵入してしまうことでしょう。
例えば、治療に使用する器具の殺菌消毒することは、もっとも基本的な対策となるでしょう。
また、ラバーダムという患部の歯以外を覆ってしまう器具を使うことで、治療中に唾液が流れ込んでしまうことを防ぎ、細菌の感染を防ぐことができます。同時に消毒薬を患部の歯だけに塗布することができ、殺菌効果も上げることができるのです。
根幹治療は目に見えない細菌との戦いです。そのために最善の器具を使用することで、勝利の確率を上げることができる戦いです。
根幹治療を実施するのであれば、その点も考慮して治療方針を相談いただければと思います。
ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。
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