歯周病と口臭
2019年6月26日
じつは、成人の口臭の8割が、歯周病(歯肉炎や歯槽膿漏)だと言われています。
それは、歯周病の主な原因と言われている病原菌が、口臭の主な成分である揮発性イオウ化合物(メチルメルカプタンや硫化水素などの刺激臭のる物質)を生成しているからです。
また、歯周病によって出血があれば、血の生臭さの主成分であるアルデヒドの一種が発生しますので、それもまた口臭に影響しているでしょう。
そのため、歯周病を防ぐことで、口臭がひどくなることを予防する効果があると言えます。
もちろん、歯周病になったことがない人は、これらのひどい口臭を経験したことがありませんので、実感ができないかもしれませんが、経験することがないよう、いまのうちから気を付けるようにしましょう。
具体的には、日々の歯みがきです。
虫歯や歯周病予防でもっとも効果的で手軽な、日々の歯みがきに気を付けるのが良いのは言うまでもありません。
歯と歯茎の隙間、歯周ポケットを重点的に狙い、歯ブラシを小刻みに揺らしてポケットにたまっているプラークをかき出し、同時に歯の表面のプラークを引きはがすのです。この方法で、歯を一本ずつ磨くように行うだけで、効果的なブラッシングができます。
うまくブラッシングできると、最初は血が出てびっくりするかもしれませんが、最初だけですので安心して続けてください。
その後は、口の中がすっきりとして、寝起きの口内の粘りがあった人は、確実に軽減されていくことでしょう。
当院では、歯周病治療の他、根幹治療も行っております。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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