歯石除去の効果とは
2019年6月29日
歯周病や虫歯の治療において、歯石除去はとても重要な治療です。
ただ、歯石そのものには、病原性はないと言われています。それなのに、除去することが虫歯治療で重要だというのは、不思議に感じます。
虫歯や歯周病の原因は細菌で、それらが出す酸や毒素によって歯や歯茎にダメージが与えられることで発症します。
そのため、それらの細菌を除去することが重要な治療なのです。
虫歯や歯周病の原因菌は歯に付着すると互いに繋がりあって歯垢(プラーク)を形成します。細菌たちはプランクの中でぬくぬくと増殖し、同時に酸や毒素を放出するのです。そのため、虫歯の予防や治療には、プラークの除去(プラークコントロール)が重要になってくるのです。
プラークは口をゆすぐ程度では除去することはできませんが、歯みがきで除去することができますので、みがき残しをなくすようにすることが重要です。
もし、プラークが残ったままになると、プラークにカルシウムが結合し、より強固になって、歯みがきでも落とせなくなってしまいます。それが歯石です。歯石の中で、病原菌たちが蠢いているわけです。
つまり、歯石そのものに病原性がなくても、歯石を除去することで、虫歯や歯周病の原因を根絶するわけです。
当院では、一般歯科治療の他、噛み合わせの治療を行っております。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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