インプラント治療ができない?
2019年4月30日
インプラントは、あごの骨に人工歯根を埋め込んで、そこに人工の歯をかぶせる治療です。
入れ歯やブリッジのように隣の歯に負担をかけることがなく、見た目も本物の歯のように見えるため、事故などで歯を失った人に行われることがある治療です。
しかし、この治療を受けられない人がいるのです。
それは、あごの骨がない(小さい)人とこどもです。
重度の歯周病や虫歯などであごの骨にまで細菌が感染して、あごの骨が溶けてしまった人や事故であごの骨を失った人には、土台を埋め込む場所がありませんので、インプラント治療を行うことができません。
ただし、あごの骨の状態によっては、増骨治療を行って歯を増強することで、インプラントを埋め込むことができるようになる場合があります。
こどもの場合も、「あごが小さいから」と思ってしまいがちですが、違います。こどもの場合は、あごの骨がしっかりしていて、健康な状態であっても、インプラント治療をすぐには行えません。
なぜなら、こどものあごは成長中であり、変化する可能性を十分に秘めているからです。
土台を設置するべきあごが動く可能性がありますので、インプラントを正しい位置に埋め込むことは不可能ですし、無理に埋め込めば、かえってお口の状態を悪化させる可能性のほうが高くなります。
そのため、こどもが歯を失ってしまった場合は、あごの骨の成長が止まるのを待ってからインプラント治療を行うことになります。
当院では、インプラント治療の他、かみ合わせ治療を行っております。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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