再根管治療のリスク
2018年12月4日
歯の根にある根幹には、神経だけでなく、歯に栄養を送る血管や組織も含まれています。
根管治療では、その根幹内を滅菌消毒して、薬剤を詰めて蓋をするのが、主な治療方法です。また、このとき、患部を確実に滅菌し、薬剤の効果がまんべんなく発揮されるように、根幹の内側を削って広げています。
つまり、根幹内の神経だけではなく、炎症を起こしている血管や組織、根幹の内側の表面も含めて、すべてを除去して根幹内を洗浄、殺菌するのです。
しかし、徹底的に細菌を除去したつもりでも、細く枝分かれした根幹内に潜んだ細菌を除去しきれないこともあります。すると、残された細菌が増殖し、より深いところを冒してしまうことになります。
そうなると、蓋を外して再度根管治療を行わなければならなくなります。そして、また根幹を広げますので、歯が薄くなってしまいます。
なにより、歯に栄養を送り届ける血管や組織がなくなっていますので、歯は脆くなってしまっています。
結果、再根管治療というのは、歯が割れて失われてしまうリスクがとても高くなってしまうのです。
そんなリスクを防ぐには、マイクロスコープなどの専門の機材を使って、徹底的な治療を行う歯科医を選ばなければいけません。
当院には、根管治療の治療実績が多数ございます。なにかご不安な事がございましたら、お気軽にご相談ください。
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