繊細な根管治療
2018年12月7日
根管治療は、根幹にまで感染した細菌を除去するのが目的ですが、その治療のために歯が失われないように、削る範囲を最小限にするなどして、歯の維持に努めます。
しかし、あまりにも削る範囲が小さければ、薬剤が歯の根の奥にまで届かず、歯の根の奥で細菌が増殖して再発してしまうことになります。
かといって、削りすぎれば歯の強度が足らず、歯が根本から割れてしまいます。
この差は、じつに数十ミクロン単位の違いです。
そもそも、根幹はまっすぐでもなく、丸い筒型をしているわけでもありません。人によってはかまぼこやひょうたんのような穴が曲がりくねって枝分かれしていることもあります。
そんな中にある病原となる組織などを、極めて細い器具で掻き出すわけですから、歯科医の経験と技術はとても重要です。
マイクロスコープという手術用の顕微鏡を導入することで、勘ではなく目で見て治療できますので、治療の成功率は大きく上がります。
重度の虫歯や歯周病は、根管治療を行うことで、抜歯することなく治療することができます。しかし、ここまで説明したように、根管治療はとても繊細な治療ですので、技術と経験、設備か必要ですので、歯科医を選ばなければいけません。
当院は、マイクロスコープをはじめとした専用の設備と根管治療の豊富な実績があります。お気軽にご相談ください。
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