根管治療の難しさ
2018年11月28日
根管治療は難易度が高く、一般的な歯科治療に比べると、治療時間が長く、再発率も高いと言われています。
しかし、そんな噂で治療を諦めては、歯を残せる機会を失うことになります。
じつは、根管治療を少しでも早く確実にする方法があるのです。
根管治療の難しさの、最大の要因は、治療箇所です。
根管治療の主な治療箇所は、歯の根にある、神経などが収められている細い管です。その「根管」と呼ばれる管の中をきれいにし、そこに潜む細菌を除去するのが、根管治療だといって良いでしょう。
ファイルと呼ばれる専用の細い器具をその穴の中に入れ、死んだ神経や細菌などをこそぎとるわけです。
もちろん、そのとき、肉眼で穴の中を見ることはできません。そのため、根管治療を行っている多くの歯科医師は、ファイルに伝わってくる感覚やレントゲン写真の記憶をもとにして、目隠しで根管内をきれいにするわけです。
これでは、時間がかかりますし、取り切れな勝った細菌が増えて、再発してしまうのは、仕方のないことかもしれません。
このとき、もし根管内が見えたらどうでしょうか?
感覚ではなく目で見て処置するわけですから、確実に早く治療できることが充分に期待できるのではないでしょうか?
「マイクロスコープ」と呼ばれる医療用顕微鏡があれば、それが実現できるのです。
もちろん、ある程度の熟練は必要ですが、目隠しではありませんので、従来の方法よりも断然成功率が上がります。
根管治療を検討しているのであれば、ぜひマイクロスコープを使っている歯科医を探してみてください。
当院では、マイクロスコープを用いて、痛みのない根管治療を目指しています。何かございましたら、お気軽にご相談ください。
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