根管治療の時間
2018年11月25日
虫歯の治療は、ある程度重度のものでも、30分から1時間程度なのが一般的です。軽いものであれば15分程度で済みます。
それに比べて、根管治療は1度の治療で1時間以上かかることが多いです。
もちろん医師の治療方針にも寄りますが、この違いは、虫歯の治療と根管治療の根本的な治療方針の違いによるものです。
虫歯の治療は、レントゲン撮影などによる診断と治療方針の確定、患部の除去(削る)、詰め物の型取り、詰め物の設置、フッ素塗布などによる再発防止、と段階を踏んで別の日に実施することが可能です。
それに比べて、根管治療は、1度治療をはじめてしまうと、できる限り最後まで終わらせようとします。そのため、どうしても時間がかかってしまうのです。
根管治療は、根幹に入り込んだ細菌を除去して滅菌することが主な治療です。そのため、途中で中断してしまうと、せっかく除去した根幹でまた細菌が増殖してしまうリスクが高く、そうなれば最初からやり直しになってしまいます。
つまり、根管治療は、多少時間をかけてでも1度で治療を終わらせようとするわけです。
この治療方針の違いを理解すれば、根管治療に時間がかかってしまうことに納得できるのではないでしょうか。
当院では、一般歯科治療の他、根管治療も行っております。
ご不明な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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