小児歯科に通う理由
2017年11月22日
小さい頃に歯医者に通うのは、「恐怖」というイメージを持つ親御さんは多いと思います。
そのため、我が子はできる限り歯医者の世話にならないように、甘いものを控えたり、歯磨きを徹底したりと、一生懸命に頑張っている人も多いことでしょう。
しかし、歯医者に行かないことで、虫歯を助長している可能性があることをご存じでしょうか?
小さいうちから、小児歯科へ通う方が良い場合もあるのです。
その理由を説明しましょう。
1. 乳歯は虫歯になりやすい
小さなこどもは、親と同じように歯磨きをしていたとしても、虫歯になりやすいものです。
なぜなら、乳歯のエナメル質(歯の外側で歯を守っている部分)が極めて薄く、虫歯菌の出す酸にすぐやられてしまうからです。
また、まだ自分で磨けない状態では、歯の間に残った食べかすなどを思うようにとることができません。そのため、親が一生懸命に磨いているつもりでも、食べかすが残ってしまいます。
2. こどもの歯は、毎月位置を変える
こどものあごや歯は、著しい速度で成長しています。
その動きはとても激しく、毎月歯の位置が違うほどです。
そのため、いざ小児歯科へ言っても、定期的に通っていなければ、歯科医がその動きを予測することができず、うまく、治療できない可能性があります。
3. あごの成長も正しくできる
小児歯科へ通うことで、上述したようなあごや歯の動きを把握し、そこから歯並びやあごの位置がどうなるか事前に予測することができます。
そのため、もし歯並びが悪くなりそうな気配があれば、早い段階から治療することができます。
なにより、小さいうちから「治療」ではなく「予防」で歯科医へ通うことで、無用な恐怖を生むことなく、いざというときに治療に専念することができるのです。