歯医者と患者の新しい関係5
2017年5月8日
それでは卒後研修の中における根管治療をどうしていったらよいでしょうか。一部ではただ単に大学教育で行われた理論や技術の繰り返しとして、この問題をとらえているような気がしてならないのです。はたしてそういうことでよいのでしょうか。
ある一定の理論を教壇の上から学生たちに教えるやり方であっては、不十分なような気がします。理論を教え込むのは割と容易なことではないでしょうか。
しかし、さまざまな症例に応じた技術を確実に習得してもらうということは、なかなかむずかしいにちがいありません。というのは、言葉の表現のみでは、医療技術というのはなかなか伝えられない側面を持っているからなのです。