レーザー治療2
2017年5月17日
レーザーはそれを使用する歯科医師のアイデアによって様々な治療に応用できます。
最近よく耳にするのは歯のホワイトニングやメラニン色素が原因で歯ぐきが黒ずんでいる場合などに、その黒ずみを取り除き、健康的なピンクの歯ぐきを蘇らせたりする方法です。
その他には、歯質強化という点で虫歯予防や、冷たいものや熱いものが歯にしみる知覚過敏にも有効ですし、電気が走るような痛みに悩まされる口内炎もレーザーを照射すると痛みが止まり、短期間に治癒します。抜歯後の痛みにもレーザーは有効です。
歯科用レーザー機器の性能も日進月歩で向上し、歯を削ったり、粘膜の切開などもできるようになってきています。これは無痛で処置ができるということばかりではなく、身体に非常にやさしい治療法です。
このように歯科の治療技術はめまぐるしく進化しています。歯科医院で毛嫌いされているあの「キーン」という切削タービンの音も、近い将来はなくなるかも知れません。しかし、現時点での歯科用レーザーはまだまだ高価な機械なのです。日常の歯科治療に応用している歯科医はよほど先進的な考え方を持った先生方だといえるでしょう。