歯周病の外科治療~「歯周ポケット掻爬術」「フラップ手術」
2016年10月19日
「歯周ポケット掻爬術」とは、歯周ポケットの中で炎症を起こしている病的な歯周組織を掻き出して除去する手術で、歯周ポケットが5mm程度ある場合に適応となります。
この療法では、ルートプレーニングを行った後、スケーラーをポケットの内側に向け、内壁の歯肉を掻き出します。
また、歯周ポケット掻爬術の延長上にある手術として、スケーラーではなく、メスを使ってポケットの内側を切除する「新付着術(エナップ)」という方法もありますが、長期的には歯周ポケットができやすい状態になります。
一方、歯周ポケットが5mm以上になると、フラップ手術の適応となります。その手術では、メスを使って歯肉を切開し歯石などをきれいに取り除いた後に、歯肉を縫合します。術後は、歯周ポケット掻爬術同様、歯周ポケットはなくなり、歯肉も健康な状態に改善されます。
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