治療メニューは「プラークコントロール」を基本にカスタムメイド
2016年10月14日
各種検査の結果をもとに、治療メニューが組み立てられます。歯周病の進行度によって、その後の治療プロセスは変わってきますが、すべての治療の基本となるのは「プラークコントロール」です。
プラークコントロールとは、口の中のプラークを正常な状態に保つことをいい、自宅で患者さん自身が行う「セルフ・プラークコントロール」と、歯科医や歯科衛生士が行う「プロフェッショナル・プラークコントロール」があります。歯にこびりついたバイオフィルムや歯周ポケットに入り込んだ歯石などは、歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使って自らが行うセルフ・プラークコントロールでは除去しきれません。これらの頑固な汚れには、歯科で行われる「スケーリング」や「ルートプレーニング」、「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」といったプロフェッショナル・プラークコントロールが必要になります。
歯周病の原因菌の繁殖を抑え、細菌が棲みにくい環境にすることで、歯周病の進行を食い止めることができます。また、初期の歯周病であれば、徹底したプラークコントロールで直すことも可能です。プラークコントロールは、治療を進めるうえではもちろん、治療が終わった後も、再発を防ぐために生涯継続して行うべき予防的治療といえます。
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