若い人ほど要注意!酸蝕歯
2015年11月6日
「酸蝕歯」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?これは虫歯ではないのに、酸によって溶けてしまった歯のことをいいます。かつての日本では酸蝕歯は、それほど頻繁に見られるものではなく、職業的に酸を取り扱う人、逆流性食道炎の人などにほぼ限られていました。しかし、最近若い世代を中心にこの酸蝕歯が増えてきているそうです。
この現象の背景として、食事の欧米化、清涼飲料水、菓子類などの多様化、健康ブームなどがあるようです。次のような食習慣がある人は要注意です。ぜひチェックしてみてください。
■よく果汁100パーセントのジュース(柑橘系)を飲む
欧米のように朝からオレンジジュースを飲んだりする人も多いのではないでしょうか?果汁100パーセントの飲み物は体に良い気がしますが、柑橘系のものはとくに酸性が強いため、注意が必要です。
■炭酸飲料が好き
コーラなどの炭酸飲料は酸が強いため歯が溶けやすいです。ダイエットのためにダイエットコーラを飲む人もいるでしょうが取りすぎは禁物です。
■野菜サラダにドレッシングをかけてよく食べる
野菜を多く取るのは良いことですが、ドレッシングには酸が多く含まれます。
■ワインをよく飲む
ワインも健康に良い反面、酸が強いため歯を溶かしてしまいます。
■梅酒やチューハイなどをよく飲む
若い人に人気のあるこれらのお酒も酸を多く含みます。
■肉、魚料理などによくレモンの汁をかける
塩分や脂質を控えることにはつながりますが、歯にはダメージが加わります。
■健康のために酢を飲んでいる
体にいい酢も歯にとってはあまりよくありません。
■すっぱいおやつが大好き
すっぱいおやつも大変人気がありますね。
以上のような習慣がある人は長年これを続けていると、歯が溶けてしまう危険性があります。当てはまるものがある場合、控えめにすることをお勧めします。
一壺歯科医院
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