ストレスで歯が悪くなることがある?
2015年9月4日
歯が悪くなる原因には何があるでしょうか?「甘いものの食べ過ぎ」「歯磨きをしない」などがまず思いつくことでしょう。しかし、ストレスによっても歯が悪くなることがあるのです。それは次のようなメカニズムが関係しています。
1唾液の分泌が落ちる
人間はストレスを感じると、自律神経の働きにより、交感神経が優位になります。交感神経とは興奮状態のときに働く神経ですが、それにより唾液の分泌が落ちてしまいます。唾液の分泌が落ちるとお口のなかの自浄作用がなくなりますので、口の中の細菌が増殖し、歯周病や虫歯のリスクが高まります。また、それにより口臭もひどくなります。
2食いしばりや歯軋りが起こる
ストレスがあると、眠っている間に食いしばりや歯軋りが起こりやすくなることがわかっています。またそれだけでなく、起きている間でも無意識に上下の歯を合わせて食いしばったり、歯をかちかち合わせてみたりするTCH(歯列接触癖)がおこりやすくなります。一日に上下の歯が触れ合うのは食事の時と会話の時のみ、というのが理想です。無駄に歯を合わせることによって、歯にとってはダメージが加わるものなのです。
現代人はストレスの多い中で生活しています。一日の中に小刻みにリラックスできる時間をもって、ストレス解消をはかりましょう。
一壺歯科医院
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