酢の摂りすぎに注意
2015年8月17日
酢を健康のために積極的に摂取している人もいることでしょう。確かに酢には
・脂肪低下効果
・血圧低下作用
・血糖値上昇抑制作用
などの効果があることが実証されています。このような効果があるとなると、一日に何度も摂って健康増進効果を高めたくなるものです。確かに酢は健康にはいいものです。ですが、大量に摂ったからといって、効果が高まる訳でもありません。また歯にとっては、摂り方によっては害になります。
飲む酢などはとくに注意が必要で、例えば夜寝る前に飲んでそのまま歯磨きをしないで眠ってしまうと歯が溶けてしまうのです。酢は酸性食品ですので、歯を溶かしてしまうのです。酸によって溶けてしまった歯を酸蝕歯と呼んでいます。また、酢だけに限らず、柑橘類が好きで良く食べる人、ワインを良く飲む人、野菜サラダにドレッシングをよくかけて食べる人なども要注意です。毎日繰り返し口にすることで酸蝕歯の危険性が非常に高まります。
酸蝕歯を予防する対策としては
1なるべく酸を含む食品の摂取を控える
2酸性食品を摂った後すぐに口をゆすぐか、水やお茶を飲む
3飲料の場合はストローで飲む
4酸性食品をとった後、すぐに歯磨きをしない
これらのことを実行してみると良いでしょう。 4に関してですが、酸をとった後には、歯が酸性になっています。そこですぐにブラッシングをすると歯が削れてしまいやすくなるので、少し時間を置いてから磨くようにすると良いでしょう。
何事もやりすぎは禁物ですね。ぜひ参考にしてみてください。
一壺歯科医院
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