すきっぱの治療法
2015年7月17日
前回はすきっぱの原因についてお話ししましたが、今回は治療法についてです。すきっぱは主に見た目の問題で治したい、という方が多いようです。歯科的に言うと、すきっぱは歯が重なっている叢生に比べると、虫歯や歯周病のリスクは低いですが、食べ物が詰まりやすかったりすることで歯茎が炎症を起こしたり、話すときに空気が漏れたりなどの不具合が出がちです。
すきっぱの治療法をいくつか挙げてみます。
■すきっぱの治療法
1.ダイレクトボンディング
歯を削ることなく、手っ取り早くすきっぱを解消できる方法です。歯の表面に接着剤を塗って、歯と同じ色の歯科用レジンというプラスチックを盛って形を修正し、歯の隙間を解消する方法です。それほど大きくない隙間の場合はこの治療法で対処できます。年数が経つと変色することがあるので時々修正が必要となります。
2.ラミネートベニア
歯を薄く削って(エナメル質の範囲内)、その部分に歯の形をしたセラミック(陶器)の薄い板状の歯を貼りつける方法です。変色せず、歯の色や形もきれいにすることができます。
3.セラミッククラウン
歯にすでにプラスチックがたくさん詰められていたり、虫歯が広い範囲である場合、また、神経がすでにない、歯の角度が曲がっていたり傾いている場合には全体を削ってかぶせるセラミックのクラウンがオススメです。
4.歯列矯正
削ったり詰めたりするのに抵抗がある人は、根本的に矯正治療をするのがよいでしょう。部分的な矯正で治せる場合もあります。
すきっぱが気になる方は是非一度ご相談ください。
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/