TCHとは
2015年6月17日
歯や体に悪影響を及ぼす原因となっているものとして、TCHという言葉を最近よく耳にします。これは何かと言うとTCH=Tooth Contacting Habit つまり日本語では「上下の歯を接触させる癖」のことです。
これは食事や会話以外の時にも常に上下の歯をくっつける癖のことで、眠っているあいだの歯ぎしり食いしばりが頭に浮かぶと思いますが、それ以外にも日中のあらゆる場面で行っている人が多いと言われています。例えば、
スポーツをしている時
テレビをみている時
料理をしている時
パソコン、スマホに集中している時
本を読んでいる時
頬杖をついている時
などなど、何かに深く集中しているに起こりやすいのです。どうでしょう?思い当たりませんか?
■TCHはなぜよくないの?
歯ぎしりや食いしばりは強い力がかかりますので、いかにも歯に悪いことは想像できますが、軽く接触させるTCHにおいても、それが蓄積すると歯や歯を支えている組織へのダメージが加わります。また噛み合わせた状態が続くことによって、顎の関節を圧迫し、血流障害や関節の痛み、また、筋肉の緊張状態がつづくことで噛む筋肉の痛みが出る原因になります。そしてその筋肉の緊張はそれにつながる筋肉の緊張も引き起こし、頭痛や肩こり、腰痛の原因になります。
■TCHで起こる症状は?
TCHで次のような症状が出ることがわかっています。
・歯の痛み、違和感
・知覚過敏
・アゴが痛い
・口が開きづらい
・歯が浮いた感じ、揺れる
・頭痛、肩こり、腰痛
次回はTCHの対処法についてお話ししていきます。
歯の健康は全身の健康につながります。お口のことは何でもお気軽にご質問ください。
一壺歯科医院
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