フッ素の役割
2015年6月2日
フッ素が歯に良いということをよく耳にすると思います。今やほとんどの歯磨き粉にも含まれており、それにより毎日ほとんどの人がフッ素を活用していると思われますが、このフッ素とは一体何で、歯に対してどのような効果があるのかについてお話ししていきます。
フッ素とは自然界に多く存在している元素であらゆる食べ物や飲み物にも含まれており、実は私たちも知らない間に摂取しています。フッ素は歯や骨を作ったり健康な状態に維持するために必要な栄養素ですが、食べ物や飲み物からだけでは歯の健康を保つのに十分な量が摂れないため、自ら意識して活用していくしかないのです。
フッ素の役割としては主に次の3つが挙げられます。
1.歯を強くする
フッ素が歯の表面に作用して歯が溶けにくくなります
2.歯を再石灰化する
溶け始めた歯を修復する作用があります
3.抗菌作用がある
虫歯菌に対して抗菌作用を発揮し、虫歯菌の働きを弱めます
フッ素の活用の仕方としては、家庭でのフッ素の入った歯磨き粉の使用と、歯科医院での高濃度のフッ素を塗布する方法があります。歯科医院でのフッ素塗布は、とくに乳歯の時期や、永久歯に生え変わる小学生の時期を通して行うのがよく勧められていますが、近年では歯根面う蝕の予防のために、大人になってからも続けたほうが良いと言われるようになってきました。
1年に2~4回のフッ素塗布を行うことで20%~40%の虫歯予防の効果が期待できると言われています。フッ素塗布をご希望の方はお気軽にご相談ください。
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