歯医者の匂いが苦手なんですが・・
2015年5月28日
歯医者の匂いが苦手な人は多いようです。歯医者には独特な匂いがありますが、この匂いは一体どこから来ているのでしょうか?
一般的に「歯医者の匂い」を出しているものとしては次のようなものがあります。
1.根の消毒に使うホルムクレゾール
歯医者の匂いで一番代表的で強い匂いがこのホルムクレゾールです。多くの医院で使われていますが近年は化学物質過敏症の患者さんが増えてきており、使わない医院も増えてきています。
2.神経の炎症を抑えるフェノールカンフル
神経の炎症を鎮める薬で正露丸のような匂いがします。
3.仮のふたの材料であるユージノール
仮のふたにもいろいろ種類がありますが、ユージノール系の仮ふたは丁子(クローブ)の匂いがします。
4.レントゲンの現像液
近年はデジタルレントゲンを採用している医院が増えているため、現像を行っているところは少なくなってきましたが、これもツンとする独特の匂いがします。
5.消毒液
器具や機械を消毒するための塩素系の消毒剤も病院を思わせる匂いがします。
最近はアロマオイルや空気清浄機などを導入しているところも多くなり、いかにも歯医者という匂いがしなくなっている歯医者も増えてきています。根の治療でよく使われているホルムクレゾールは、海外では健康面で害を起こす危険性があるため禁止薬剤となっており、当院でも使用しておりません。そのためいかにも歯医者という匂いはありませんので、歯医者の匂いが苦手な方にもリラックスして通っていただけると思います。
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/