口臭の原因
2015年4月7日
口臭には生理的口臭と病的口臭があります。生理的口臭は主に唾液の減っている起床時などに誰にでも起こります。病的口臭の原因としては口の中が原因のものと体の他の部分が原因のものとがありますが、90%以上は口の中が原因と言われています。
口の中が原因の病的口臭には次のようなものが挙げられます。
1.歯周病
歯周病が進行してくると、歯と歯茎の間の溝が深くなり、そこに繁殖する細菌が強い臭気を発生します。また、歯茎から膿がでてくることによって、より口臭がひどくなってきます。
2.舌苔(ぜったい)
通常、舌の表面に白い苔のようなものがうっすら付いていますが、これを舌苔と呼んでいます。体調が悪い時、口の中が乾燥している時、タバコを吸っている人などにおいては、これが厚くべったり付くようになり、強い口臭の原因となります。
3.虫歯
小さな虫歯程度では臭いはしませんが、虫歯で穴が開いてくると、その部分に食べかすや歯垢がたまり、腐敗臭がしてきます。神経まで達して神経が腐ってくるとより、強烈な臭いとなります。
4.歯垢
歯の表面にくっつく、食べかすが細菌によって分解されることでできた白い堆積物です。ほとんどは細菌から成っています。虫歯や歯周病の原因となります。
5.唾液の減少(ドライマウス)
唾液には口の中を洗い流す作用がありますが、その作用が減少することにより、細菌が増殖し、不潔になるため、口臭が強くなります。
6.不適合な詰め物、かぶせ物
詰め物やかぶせ物が合っていなくて段差があると、そこに汚れや細菌がたまり、悪臭を発します。
定期的に歯科医院でチェックを受けて悪いところを早めに治すことにより、口臭も未然に防ぐことができます。当院では3ヶ月ごとの検診をお勧めしています。
一壺歯科医院
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